Se34-49:迷宮ソラリス
埋められた真実を探しに。
惑星管理コードSR2845、通称ソラリス。
長く禁足地としてモノリスボードによって管理されてきたその大地の探索が解禁された。
これまで、人の手が触れることのなかったソラリスの謎を暴かんと、モノリスボードから先行隊として派遣されてきた歴戦の探索隊員たちは、草木の生えない荒野を、霧深い湖を、地面に大きく口を開ける洞窟を、探索隊の面々は新たな智識の解明のため、我先にと進んでいく。
そのなかに、新人探索隊員候補生のウォーレンス・トルバイズと、その幼馴染のハルヤ・フォルカーはいた。
雇われの外部探索要員としてこの先行隊に参加していた、ク・族の歴戦士シェドルィ、見習い雨術師のミアガリアと出会い、チームを組むことになる。
ソラリスには、人の文明の影どころか、動物の姿でさえごく少ない。ただ物言わぬ自然だけが、この星の上に取り残されているようだった。目ぼしい地域は既に先輩探索隊に取られてしまったので、仕方なく残された荒地エリアを進むことにする一行が出会ったのは…
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